カーネーションよりバラを買う。
「ことばじゃなくて、してくれたこと。」
相手のことを理解しようとするとき、まずそのことを考えるようになりました。
相手が言った言葉の本質を見抜くのはとてもむずかしい。だから言葉じゃなくて、してくれたことの理由を考えるのです。
そのためには、少し我慢することが必要。
わたしの母親は、体が弱いことで卑屈になり、ネガティブな言葉をよく口にしている。
それをいつも聞いているわたしと父親は、いつもそれを我慢して聞いている。だけど、父親はいずれ我慢できなくなって、母親を責める言葉を口にします。
言葉は誤解のもとでもあって、相手がどういう気持で言ったのか、それを理解できないまま言葉にすると、そのほとんどが結果的に喧嘩になってしまう。
それを繰り返す両親の姿をわたしはずっとみてきました。だからわたしには「我慢」が必要で、どんなひどい言葉をかけられても、一歩下がってその言葉の奥を考えるのです。
今日は私の仕事がとても忙しく、お店の掃除ができていません。
私が休憩する部屋をみると、体調悪いはずの母親が一生懸命に床掃除をしていた。
その意味を考えます。言葉じゃわからないことがいろいろあるから。
今日は母の日だから、あとからバラを買おうと思います。母親はカーネーションよりもバラが好きなので。
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