「星の王子さま」の名言集。幸せを引き寄せる20の言葉

by - 3月 28, 2021

こんにちは!星のとこやさん(@hoshitoko)です。
私には一生大切にしたい本があります。それは、サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」です。

ストーリーのなかに散ばめられた美しい言葉、心に刺さる名言が盛りだくさん。大人になり、再び読んで良かったと思っています。なぜなら”幸せに気づくこと”が多くなったから。そんな星の王子さまの名言を詳しく紹介します。

   (はじめに) 星の王子さまについて


「星の王子さま」は、フランスの作家アントワーヌ・サン=テグジュペリの代表作です。
誰もが知っているこの名作は、世界中にファンがいる永遠のベストセラーとなりました。

  • 1943年にニューヨークで出版
  • 初版以来300以上の国と地域の言葉に翻訳
  • 世界中で総販売部数2億冊を超えている
  • 日本国内での総販売部数は600万冊超え
この作品は、かわいい挿絵もあって子ども向けの児童文学と思われがちです。私も子どもの頃に読んでいましたが、実際は哲学的なメッセージが盛りだくさん。むしろ「大人が読むべき本」だと言えるでしょう。

私が星空を撮るようになったことや、幸せを感じるようになったこと。
また、このブログでお伝えしたいこと。

それらすべて「星の王子さま」の名言がヒントになりました。皆さんを幸せに導くフレーズが見つかるよう願っています。



星の王子さまの名言とは?


地球に降りた王子さまは、キツネと出会います。

有名な「いちばんたいせつなことは、目に見えない」という名言は、そのやりとりの中でキツネが言ったセリフです。
ページ数でいうと12ページ程のやりとりですが、ここが物語において重要なポイントとなっています。

キツネは王子さまに大切なことを教え、それは王子さまを変えるきっかけになりました。
星の王子さまの物語中に出てくる名言の数々は、
キツネとの出会いがなかったら、生まれなかったものと考えて良いかと思います。




「キツネの名言」


① たいせつなことは、目に見えない 


ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。
いちばんたいせつなことは、目に見えない。

いちばんたいせつなことは、目に見えない。
これは、王子さまとお別れをする直前、キツネが教えた秘密の言葉です。ストーリーの中で、もっとも知られている名言だと思います。

私たちは物事を見る、選ぶときなど、表面的なもので判断しがちだったりします。
でも本当に大切なことというと、そこにみえる色や形、数字では見ることはできません。

そのものに対する思いや関係性、尽くした時間によって「いちばん大切なこと」が見えるのではないでしょうか。



② 世界で一匹だけのキツネになる


きみはまだ、ぼくにとっては、ほかの10万の男の子となにも変わらない男の子だ。だからぼくは、べつにきみがいなくてもいい。きみも、べつにぼくがいなくてもいい。きみにとってもぼくは、ほかの10万のキツネとなんの変わりもない。
でも、もしきみがぼくをなつかせたら、ぼくらは互いに、なくてはならない存在になる。きみはぼくにとって、世界にひとりだけの人になる。ぼくもきみにとって、世界で一匹だけのキツネになる......

「遊ぼう」と誘った王子さまに、キツネが断ったときの言葉です。

お互いまだ何も知らないうちは他人同士で、簡単に遊ぶことはできません。だけど、少しずつ会話をして友だちになり、相手のことを理解することで深い仲になっていきます。

一緒に過ごす時間もいつの間にか多くなります。それは「なつく」ことであり「絆を結ぶ」ということ。互いになくてはならない存在になるよ、とキツネは教えてくれます。



③ 時間が進めば進むほど嬉しくなる


きみが夕方の四時に来るなら、ぼくは三時から嬉しくなってくる。そこから時間が進めば進むほど、どんどん嬉しくなってくる。
そうしてとうとう四時になるともう、そわそわしたり、どきどきしたり。こうして、幸福の味を知るんだよ。

これは、王子さまに "時間の習わし" を教えたキツネが言った言葉です。会いたい人を待っている時間は、心がそわそわしたり、どきどきしたり落ち着かない時間だったりします。

これまでのわたしは、環境的に待つことが多くある人生を歩んでいた気がします。何時間や何日、長いときは何年も大切な人を待つことがありました。

でも、待っている人は本当に来てくれるのかな?
来たらどう振る舞おうかな?なんて考えることも、決して苦痛ではありません。

自分にとって待っている時間というのは、相手のことを思って幸せを感じる時間でもありました。キツネが言っている「幸福の味」というのは、絆を結んだ相手だからこそ感じるものなのでしょうね。



④ 君がバラのために費やした時間


きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ

王子さまは、自分の星で育てていたバラを置き去りに旅立ちました。

地球に降りた王子さまはキツネとの会話から、そのバラがいちばん大切なバラだったことに気づきます。そんな王子さまに対してキツネが言ったセリフです。

「バラのために費やした時間」とは。
これは、どんなにつまらないことも、我慢してやったことも、それは意思疎通があって共に過ごしてきた大切な時間だと、そのようにキツネは言っているのでしょう。

自分の限られた時間を使い、そこに愛情を注いでいること。気づいていないけど、その繰り返しが、いつしか「かけがえのないもの」に変わっていると思います。



⑤ 君は君のバラに、責任がある


きみは、なつかせたもの、絆を結んだものには、永遠に責任を持つんだ。
きみは、きみのバラに、責任がある…… 

前述した「なつかせること」を教えたキツネが、お別れの前に言った言葉です。

なつく・絆を結ぶ、というのは時間をかけて育んだ友情や愛情のことを言っています。
絆を結んだら永遠に責任を持つべきだと。

王子さまがバラを想うように、
たとえ見えなかったり会えなくても、責任を持つという意識が私たちにとって大切なのだと思います。



⑥ 風の音まで好きになる


金色に輝く小麦を見ただけで、ぼくは君を思い出すようになる。
麦畑をわたっていく風の音まで、好きになる……

パンを食べないというキツネは、小麦や麦畑を見ても何も心に残らないといいました。
そんなキツネが王子さまになつき、金色の髪をみて言ったセリフです。

かけがえのない存在に出会うことで、まったく興味のなかったことでも好きになります。
二度ともう会うことができなくても、その存在がいつも近くに感じられること。
それは、一緒に過ごした景色、食べ物、音楽など、人によって思い出す瞬間が色々あると思います。

王子さまとお別れする直前、キツネは泣きそうになりながら「麦畑の色」と繰り返したのが印象的でした。興味もなかった「小麦」や「麦畑」は、キツネの宝物になったのでしょう。



⑦ 君の足音は僕を巣の外へ誘う


でも、もしきみがぼくをなつかせてくれたら、ぼくの暮しは急に陽が差したようになる。ぼくは、ほかの誰ともちがうきみの足音が、わかるようになる。
ほかの足音なら、ぼくは地面にもぐってかくれる。でもきみの足音は、音楽みたいに、ぼくを巣の外へいざなうんだ

なつかせてほしいと願うキツネが言ったセリフです。③の「時間が進めば進むほど嬉しくなる」と同じシーンでの言葉。

待っている時のそわそわしたり、どきどきしたり、というのは幸せを感じている時間でもあります。
足音が聞こえると、いてもたってもいられずに、こちらから迎えに出向いてしまうことってありますよね。

なつかせてくれたら、その相手の足音は大好きな音楽のように聞こえるのです。



⑧ 友達がほしいなら僕をなつかせて


なつかせたもの、絆を結んだものしか、ほんとうに知ることはできないよ
人間たちはもう時間がなくなりすぎて、ほんとうには、なにも知ることができないでいる。
なにもかもできあがった品を、店で買う。でも友だちを売っている店なんてないから、人間たちにはもう友だちがいない。きみも友だちがほしいなら、ぼくをなつかせて!

忙しい時代に生まれたわたしたちは、便利なものを簡単に手に入れる習慣を身につけました。

でも、それが何もかも出来上がっている「コピー商品」だと考える人はどのくらいいるでしょうか?
わたしたちは、忙しさのあまり ”ほんとうを知る” ということを忘れているかもしれません。

本当の人間関係は「コピー商品」として買えませんし、かけがえのない存在なんてみつけることはできないのです。

大切な人との絆を結ぶために何が必要だったのか。自分の過去を考えると、キツネの言ったセリフが心に深く突き刺さってしまいました。



⑨ がまん強くなることだ


はじめは、ぼくからちょっとだけ離れて、こんなふうに、草のなかにすわるんだ。ぼくは横目でちらっときみを見るだけだし、きみもなにも言わない。
ことばは誤解のもとだから。

なつかせるためにはどうすればいいの?という王子さまの問いに対してのキツネの言葉。

早く友だちになりたいなら、自分をどんどんアピールしていくべきかもしれません。でも相手の気持ちはどうなのでしょうか?その行為を容易く感じているかもしれません。
なつかせる(絆を結ぶ)ことを考えているなら、まずは時間をかけて相手のことを知ることが大切。

なにも語らない相手と意思疎通するためには、我慢強くならなきゃってことです。ここでもキツネの名言「たいせつなことは、目に見えない」の意味がよく分ったりしますよね。




「王子さまの名言」


① 星空を見つめるだけで幸せになれる


もしも誰かが、何百万も何百万もある星のうち、たったひとつに咲いている花を愛していたら、その人は星空を見つめるだけで幸せになれる。〈ぼくの花が、あのどこかにある〉って思ってね。

これは、主人公(ぼく)との最初の会話で出てくる王子さまの言葉です。

空にある星のどこかに大切なバラが咲いていて、それを思うとぜんぶの星にバラがあるようにみえて幸せを感じられる、という考え方です。王子さまの愛するものに対しての一途な思いですね。

愛するもの・大切にしているものをみつけたら、その後の世界観は少なくとも良い方向に変わります。

わたしはそうでした。たとえ離れた存在でも、目に見えていなくても。
いつもそばにあって幸せを感じることができ、心に余裕が生まれるのです。

愛するものを大切に思い続けることは、自分の心の癒やしに繋がっていく。王子さまがそう教えてくれているようです。



② 優しい気持ちになってあげるべきだった


花の言うことなんて、けっして聞いちゃいけない。見つめたり、香りをかいだりしていればいいんだ。あの花は、僕の星をいい香りでいっぱいにしてくれた。なのにぼくは、それを楽しむことができなかった。トラの爪の話だって、うんざりしたけど、ほんとはやさしい気持ちになってあげるべきだった・・・

自分の星に置き去りにした花が、のちに ”かけがえのないバラ” だったと気づいた王子さまの言葉です。

ここで「花の言うことなんて、けっして聞いちゃいけない」とありますが、これは「花と話すべきではなかった」というネガティブな意味ではありません。
たしかに、話すことは大切なことです。でも、お互いを知らないうちは ”言葉は誤解のもと” でもあるわけです。

たとえ会話をしなくても、見つめたり香りをかいだりしていれば、少しずつバラの気持ちを理解できたはずなんです。

あまりに子どもだった王子さまに、
キツネは ⑨の「がまん強くなることだ」という、わかりやすい言葉で説いたのだと思います。



③ ことばじゃなくて、してくれたこと


ことばじゃなくて、してくれたことで、あの花を見るべきだった。あの花はぼくをいい香りでつつんでくれたし、ぼくの星を明るくしてくれたんだ。ぼくは、逃げだしたりしちゃいけなかった!あれこれ言うかげには愛情があったことを、見ぬくべきだった。

「言葉じゃなくてしてくれたこと」
上記②につづき、バラへの深い思いと後悔を口にした王子さまの名言です。王子さまが星を出たのは、強がったり嘘をいうバラと過ごすことがつらくなったから。

たしかに世の中には、心ないようなことを口にする人はたくさんいます。それに傷つくこともありますが、その言葉の影にはいろんな感情もあるはずです。もしかするとそこには、その人なりの深い愛情が込められているのかもしれません。

でもそれを言葉で理解することは、なかなか難しいです。だからこそ、言葉だけじゃなく、相手のしてくれたことを見つめてみるべきです。時間をかけてでも。
そうすると、言葉の影にあるその人の気持ちを知ることができるのではないでしょうか。



④ 僕が水をやったのはあのバラだもの


でもあのバラだけ、彼女だけが、きみたちぜんぶよりもたいせつだ。
ぼくが水をやったのは、あのバラだもの。ガラスのおおいをかけてやったのも、あのバラだもの。
ついたてで守ってやったのも、毛虫を(蝶々になるのを待つために二、三匹残した以外)やっつけてやったのも。
文句を言ったり自慢したり、ときどきは黙りこんだりするのにまで、耳をかたむけてやったのも。だって彼女は、ぼくのバラだもの

地球でみた五千本ほどのバラたちに語りかけた王子さまの言葉です。

キツネと出会い、大切なことを学んだ王子さまは、自分のバラが自分の星にしかない、たった1本のかけがえのないバラだということに気づき、言い放ったのです。「きみたちのためには死ねない」と。

生きるためには水が必要です。王子さまは1本のバラを枯らさないために、水を欠かさずあげていました。そんな日常的にやっていたことは、バラと絆を結ぶための習慣だったと確信したのでしょう。

キツネと出会って、成長した王子さまの言葉がとても力強く逞しく感じます。



⑤ 見えない花がどこかで一輪咲いている


星々が美しいのは、
ここからは見えない花が、どこかで一輪咲いているからだね……

夜の砂漠で王子さまが主人公に言ったセリフです。
星空を見上げながら、そのどこかにある大切な1本のバラへの想い。切ないけどとても美しい名言です。

たとえ離れていても、星々のどこかに自分のバラがあることを想像すれば、すべての星々は煌めいて見えるということ。

会いたい人に会えないことは、とても悲しいかもしれません。でも、絆を結んだ相手のことは、お互いに忘れたりはしません。遠ければ遠いほど想像は膨らみ、星々は美しく見えるのです。



⑥ どこかに井戸をひとつ隠している


砂漠が美しいのは、どこかに井戸を、ひとつかくしているからだね・・・

喉が乾き、飲み水を探して砂漠を歩き続ける王子さまと主人公(ぼく)。

あたり一面なにもない砂漠を、王子さまは美しく見えるといいました。
これは、キツネから教わった「たいせつなことは、目に見えない」を思い出し、呟いた王子さまの言葉です。

何かを「美しい」と感じるとき、そこには理由があります。
目に見えている美しさというのは、誰もがみても「美しい」です。でも本当の美しさというと、そこで見ることはできません。その奥に秘めてある大切なもの(喉を潤す井戸)がどこかにある、、そう思っているから砂漠は美しく見えるのではないでしょうか。



⑦ せかせか動いたり、ぐるぐる回ったり


人間たちって、特急列車に乗ってるのに、なにをさがしているのかもうわからないんだね。
だからせかせか動いたり、同じところをぐるぐるまわったり……そんなこと、しなくていいのにね……

急ぐように行ったり来たりする特急列車。その理由を聞かれた鉄道員は「人は自分のいるところに決して満足できない」と答えました。王子さまからみた人間の姿は滑稽なものに見えたのかもしれません。

なぜ特急列車に乗るのか?と聞かれたら、私たちは「生きるため」と答えるでしょう。
それは、加速する情報社会から「乗り遅れないための乗車」ともいえます。でも、その乗車は年を重ねるごとに空回りしていないでしょうか?

わたしたちが生き急ぎすぎていたり、本当に求めていることや大切なことを置き去りにしているなら、
一度ゆっくり考えてみるべきかもしれません。

目的地のない特急列車で同じところをぐるぐる回って、人生の終着駅に向かっているとすれば、それはとても勿体ないと感じます。人生は一度きりなので。



⑧ 目では見えないんだ。心で探さなくちゃ


地球の人たちって、ひとつの庭園に5千もバラを植えてるよ・・・それなのに、さがしているものを見つけられない・・・だけどそれは、たった一輪のバラや、ほんの少しの水のなかに、あるのかもしれないよね・・・

目の前にどんなに素敵なものが揃っていても、本当に大切なものというと見つけづらいです。
でもそれは、意外にも身近なところにある、そんなメッセージのように感じます。

キツネから学んだ王子さまは、1本のバラやほんの少しの水に探しているものがあることを知っていました。

「たいせつなことは、目に見えない」のです。



⑨ ぜんぶの星がきみの友だちになる


夜になったら星を見てね。ぼくの星は小さすぎて、どこにあるのか教えられないけど。でもそのほうがいいんだ。ぼくの星は、夜空いっぱいの星のなかの、どれかひとつになるものね。そうしたらきみは、夜空ぜんぶの星を見るのが好きになるでしょ……ぜんぶの星が、きみの友だちになるでしょ。

夜になったら星を見てね。」
お別れが近づいていると感じた王子さまが、寂しがる主人公(ぼく)に話しました。

見上げた星々のどれか1つに王子さまの星があるのだけど、どこにあるかは知らなくていい。そのほうが星々は輝いてみえるし、すべての星がきみの友だちになるのだと。

わたしたちは生きているかぎり、大切に思う人との別れは避けられません。
寂しさに耐えられなくなったとき、王子さまの言葉がどれだけ心を支えてくれるでしょうか。

たとえ、目の前にはいなくても、不思議と繋がっているような感覚。それは、わたしが星空の撮影をやっているなかで、以前から感じていることでもありました。

ひとりの夜、ぜひ星空を見上げてみてください。心が温まると思います。



⑩ 人は皆、その人なりの星を持ってる


人はみんな、その人なりの星を持ってる。旅をする人たちなら、星は案内役だ。そうでない人たちなら、ただのちっちゃな光。学者たちにとっては研究するものだし、ぼくがあった実業家にとっては、金でできているものだった。でもどの星も、口をつぐんでいる。だからきみには、誰も持っていないような星をあげるよ・・・・・

王子さまは、地球に降りるまでに6つの星を巡りましたが、どの星にも仲良くなれそうな人はいませんでした。

それを例えて、王子さまは「どの星も、口をつぐんでいる」と言っています。
もともとは美しく輝く星たち。それでも住む人によって輝きを失くしてしまっているんです。

どの星も口をつぐんでいる、そういう星をきみにあげたくない、という王子さまから主人公(ぼく)への贈りものの言葉だったのでしょうね。

そうして、王子さまとのお別れのときがきました。
このあとに続く名言を残して物語は最後を迎えます。



⑪ きみには、笑う星々をあげるんだ!


きみが星空を見あげると、そのどれかひとつにぼくが住んでるから、そのどれかひとつでぼくが笑ってるから、きみには星という星が、ぜんぶ笑ってるみたいになるっていうこと。きみには、笑う星々をあげるんだ!

純粋でとても美しい王子さまの言葉。

最後に王子さまが主人公(ぼく)に贈ったものは「笑う星々」でした。物語の中でもっとも大事だった ”目に見えないたいせつなこと” をぜんぶ詰め込んだラブレターのようにも感じます。

目には見えないけど、星空を見上げればいつだって笑顔の王子さまに会えます。
あのとき、小麦に興味がないと言ったキツネも、最後には「小麦畑をわたっていく風の音」までも好きになりました。
小麦畑をみると、王子さまの金色の髪を思い出すからです。

目には見えなくても、そこには想いがあります。
かけがえのない存在がいること、絆を結ぶということは、とてもシンプルなことだと王子さまは教えてくれました。



 (おわりに) 何度も読んで ”心の洗濯” を。


『星の王子さま』が伝えてくれた、皆さんの「たいせつなこと」とは何でしょうか?
子どものころ、誰もが持っていた "純粋" な目線と、そこに湧いてでる感情。それは大人になるにつれて、どこかに置き忘れてきたような気がします。

子どもだったから「たいせつなこと」は簡単に見つけ出せました。でも大人になった私たちは、つい複雑に考えてしまい、答えが出ないまま置き去りにされているように感じます。


「星の王子さま」を読むことは、自分の未来を豊かにしていくための "心の洗濯" だと考えています。

ストーリーに出てくる名言には、詩のような美しさと、幸せになるためのエッセンスがたくさん含まれてあります。
心が疲れているとき、悩んでいるとき、何度も読んでみてください。読み返すことで、置き去りにした忘れかけていたことを思い出すきっかけになると思います。

サン=テグジュペリ (著), 河野万里子 (翻訳)

訳者さんによって言葉の表現は異なっています。
いろんな方の本を読みましたが、わたしのオススメは↑の河野万里子さんが訳した星の王子さまです。

子どもに語りかけるような、優しくてわかりやすい言葉づかい。大人の心をほっと落ち着かせてくれます。



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